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障害者でつくる文芸誌 稚内の「ノース」創刊1周年

障害のある人たちでつくる文芸誌「文芸ノース」が昨年6月から2カ月に1回の刊行を重ね、創刊1周年を迎えた。6月26日発行の第6号で通算7冊目。小説やエッセー、詩など、思い思いの作品をまとめた冊子は、発表の場だけにとどまらず、メンバー同士の交流を深め、生きがいの一つになっている。

 文芸誌は、NPO法人ノース工房が市内で運営する市障がい者地域活動支援センター「さろん きずな」と工房利用者の作品を掲載している。1回80部ずつ刊行。B5判、25ページほどで200円。

 ジャンルは写真や小説、詩、短歌など幅広く、これまでに稚内や礼文から20~60代の約20人が寄稿している。

 6号はさろん利用者が撮影した福寿草の写真が表紙で、利用者やスタッフ8人の作品を掲載した。「ど根性出して頑張ってみよう じっくりねばろう」と始まる詩や、宗谷岬から沖縄まで日本縦断を目指す大学生との交流をつづったエッセーなど、メンバーの生き生きとした日常が伝わってくる。

 さろんの利用者で編集長の遠藤隆さん(48)は「自分の作品がどう評価されるか、気になるけど、自分の個性を出して独自路線でいく。それぞれの作品に個性があるので、思うままに書いたものを載せたい」と話す。スタッフの加藤卓さん(35)は「さろんに文芸誌を置いているので、共通の話題になる。前向きな作品が多いので、読んでいて気持ちが明るくなる」という。

 文芸誌は市立図書館で閲覧できるほか、同さろんで販売している。地域や年齢などにこだわらず投稿者も広く募集中。問い合わせは同さろん(電)0162・73・6577へ

<北海道新聞7月10日掲載>